Facebook春のBAN祭り

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サポートとは少し違う話ですが、おつきあい下さい。

残念ながらFacebookが終了のお知らせとなったようです。
本名でなければダメであるという方針をかたくなに貫いているFacebookですが、アクティブユーザで本名を使っていないと推測される人を次々とアカウント停止、すなわちアカBAN処分としているようです。

責任ある発言と顔が見える交流のために本名必須が方針ということであればそれはそれでよいのですが、ここで問題となるのは芸名を使用している芸能人の場合です。芸能人は本名非公開となっているケースが多々あります。芸能人は芸名が許されているのになぜ普通の人は許されないのか、ここがFacebook最大の矛盾点だといえます。

芸能人は本名よりも芸名の方がその人の人格を表示するのにもっとも適しています。本名では誰だか判らないことも多いでしょう。それと同じようにハンドルの方がその人の人格を示しているケースはたくさんあります。一般人が使用するハンドルと芸能人の芸名、なにが違うのでしょうか?芸能人には芸名使用を許可するのにハンドル使用がなぜ認められないのでしょうか?

以前、日本にはパソコン通信がありました。基本的にハンドルの世界でしたが、発言の信憑性は今よりも高く、大人のやりとりが今よりも多く見られました。ハンドル使用なのになぜでしょう?

根本的な理由は本名を使用しているかどうか。それが公表されているかどうかではなく、責任ある会話がなされなければならない環境にあるかどうか、です。責任ある発言がなされるためには荒らし行為を行う人物が永久追放になったあと二度と戻れないように本人認証を行うことが重要です。本人認証の手段として本名使用を必須にするという愚策ではなく、クレジットカードによる本人認証、クレジットカードがない場合には公的証明書による本人確認を入会の条件とすればよいのです。そうすれば芸名はいいのにハンドルはダメという矛盾も簡単に解消出来ます。

日本ではリアルとネットを分けたい人がたくさんいます。そうした人々のニーズに応えられない限り、Facebookは表面上の作られた盛り上がりに止まってしまうことでしょう。